いま、大正何年何月?鬼滅の刃
過去記事で、「鬼滅」世界の大正時代は、いわゆる「大正ロマン」表現であって、
史実としての大正時代とは別時空である、という私見を表明しました。
今回の記事では、その見解をいったん棚上げして(←おい)、
あらためて、作中の時系列の解明に挑戦してみようと思います。
とりあえず、時代設定についてのおさらい。
お手数ですが、過去記事「いま、大正何年?」をお読みいただければ幸いです。
コメント欄が重要ですので、そちらをメインにお読みください。
竈門家襲撃の時期は、1913(大正2)年2月上旬と推定しました。
根拠については、過去記事「アニメ【鬼滅の刃】 第一話 残酷 【感想】」の
コメント欄をご参照ください。
以下、時系列を素描してみます。
・1913年2月上旬 竈門家襲撃
・1913年?月 鱗滝さんのもとで修行開始
(2年後)
・1915年?月 修行終了
・1915年?月 最終選別
・1915年?月 北西の町で沼の鬼と交戦
・その2日後 浅草で鬼舞辻無惨と遭遇
この年表の「?」を埋めるのが今回の主旨です。
アニメの第九話で新たな考察の手掛かりが示されました。
それがなければ、今回の記事の執筆はなかったでしょう。
新たな手掛かりが、これ。
珠世さんの隠れ家の周囲に、桜が咲いています。
アニメスタッフは、第九話のエピソードを、
桜の開花時期の出来事として設定しています。
場所は「浅草」と判明していますから、地域差による開花時期の幅を
考慮することなく、3月下旬~4月上旬と断定できます。
月をまたぐと考察が煩雑になるので、4月上旬としておきましょうか。
数日~一週間ていどの誤差があるものとして、以下をお読みください。
最終選別の行われる期間は、7日間。
選別終了の15日後、鋼鐵塚さんが日輪刀を持って鱗滝宅を訪れます。
同日に、北西の町へ向かうよう、任務の指令が届きました。
選別開始から、任務拝命まで、22日間。
狭霧山 ⇔ 藤襲山の移動時間を考慮すれば、22日+α。
これは、当然、4月上旬の浅草以前のことですから、
3月の出来事となります。
1915年の3月は、最終選別と日輪刀の到着待ちで、ほぼ埋まります。
炭治郎が修行を終えたのは、選別の少し前ですから、
必然的に、2月の終わりから3月の初めごろとなります。
修行開始は、その2年前。
以上の事柄を、上述の年表に当てはめて完成させると――
・1913年2月上旬 竈門家襲撃
・1913年2月末~3月初め 鱗滝さんのもとで修行開始
(2年後)
・1915年2月末~3月初め 修行終了
・1915年3月 最終選別~任務拝命
・1915年3月末~4月初め 北西の町で沼の鬼と交戦
・その2日後(4月上旬) 浅草で鬼舞辻無惨と遭遇
このようになりました。
「2年後」以降の部分については、特に問題はないと思いますが、
竈門家襲撃から、鱗滝さんのもとへ入門するまで、
少し間が空いているのが気になります。
次回は、そこを考察してみます。
引用元 筆者:龍刻堂
https://ameblo.jp/dragon-time/entry-12467773151.html
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