なぜサスケを一緒に連れて行かなかったのか
最後まで真相を隠した理由
なぜサスケを一緒に連れて行かなかったのか
うちは一族の一人「うちはイタチ」は二重スパイとして里に利用され、悲しいことに自分の大切なうちは一族を滅ぼすという任務につくことになる。その際くだされたのは「一族の滅亡」であった。断ることもできただろうに、イタチはその任務を引き受けた。
心中とても複雑だったであろう。両親も恋人も近所のおばさんも殺したイタチだが、大切な弟である「サスケ」だけは殺すことができなかった。その際、サスケにひどい言葉をかけるだけかけてサスケを里に残して里抜けをしてしまうのだが、里を抜ける際にサスケを連れて行くという判断はなかったのだろうか。木の葉の里に残すことでサスケがひどい目に合うのではと不安にならなかったのだろうか。
一緒にいたほうがサスケの身は守れらたはずでは、といろいろ考えてみたのだが、結果として木の葉の里からうちは一族を残すことで、うちは一族の滅亡を防げるからではと思った。実際、サスケはイタチが里を抜ける前に里の上層部へ指示をしていたため、守られていた。また、里を一緒に抜けた先に待っているのは暗く悲しい日々。暁になどいれられないし、イタチもいれたくないだろう。
弟思いのイタチは、そんな日々に巻き込んでしまうのが嫌だったのではないだろうか。
最後まで真相を隠した理由
里を抜けたイタチは、その後も時々サスケを心配するように里に訪れていた。
だが、サスケはイタチ恨んでいる。それをイタチも理解していたし、そう仕組んだのも自分である。許されることを行っていないし、そもそも許されようとも思っていないから、サスケの強い復讐の思いをイタチはありのまま受け入れ、サスケが強くなるために厳しく接してきた。それはイタチにとってとても苦しいことだったはず。だって本当は弟のサスケが大好きだから。
けれど真相を語ってしまえば復讐心がなくなり、サスケは強くならなかったかもしれない。強くなるためには強い思い・復讐心が必要であり、イタチはその思いを受け止めるために里を抜ける際自分を悪者にした。そうしてサスケが強くなることでサスケが誰かに狙われ、殺される心配がなくなった時、イタチは安心して死ねるのだ。そのために、心を鬼にしてサスケを見守ってきた。死ぬ直前、最期に見せた兄の顔は、サスケにとっては動揺で、内心とてもパニックであったと思う。
イタチは死んだ後も尚サスケを守るのだが、その時は昔のような優しい兄になっている。
それは、役目を果たしたという現れなのかもしれない。
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